私の記憶の1ページ。

備忘録として書いていきます

死産に対する恐怖。

 

出産前の里帰りを決め、実家に帰った。

 

臨月に入ってからの死産(お腹の中で

赤ちゃんがすでに亡くなり産声がない出産)が

あることをまた助産師hisakoさんの

youtubeチャンネルで知った私。

 

その動画でhisakoさんが、

胎動カウント(胎動を10回感じるのに

かかる時間を測ってお腹の赤ちゃんが元気か

確かめる方法)の重要性を語っていたので

 

神経質になって胎動のチェックを

四六時中する毎日。

 

親友の愛ちゃんが自殺で亡くなって、

お腹の赤ちゃんまで失ったら私はもう

生きていけなくなる自信しかなかった。

 

今思えば、

愛に手紙を書いて気持ちの整理が

ついたと思っていたけど、

実は全然ついていなかった。

 

 

赤ちゃんはお腹の中でもちゃんと

寝ている時間もあるから、

(1回の睡眠時間平均30分〜40分)

その時間はほとんど胎動がないのが普通。

それも知っているけど、もし

この胎動のない時間が起きてるのに

苦しんでいるサインだったら?

今病院いかないと助けられないんじゃ?

 

でも昨日、健診行ったばかりで

昨日大丈夫って言われたばかりだしな、、、

 

そんな葛藤を常にする毎日。

 

 

今すぐ入院して、

胎動が少ない?とか不安になったら

すぐ確認してもらえる環境にいたいとか、

 

臨月を過ぎているんだから

健診で元気だとわかった時点で今すぐ

お腹から出して、目で見て元気か

わかるようにしたいとか、

 

本気で思ってた。

 

 

今思えば、産前のマタニティブルーに

なっていたんだと思う。

 

そんな私に対して、

私と喧嘩しないで対処ができるのは

正直、両親だけだと思うから、

この時期は旦那と住んでいなくて

良かったと思う。

 

 

死産が怖くて、

ベビーグッズを揃えるのも、

SNSで妊娠報告するのも、

 

もしこの子がいなくなったら

喜んでくれた友達や親友も悲しませる、

 

この子がいなくなったら

赤ちゃんがいないのにベビーグッズがある

部屋を見るのは辛くなる、

 

そんな思いから正直

あまりしたくないなと思う自分がいた。

 

もちろん、生まれたらすぐ使わなきゃ

いけないもの(おむつとか哺乳瓶とか)も

いるから、事前に買わなきゃいけないものが

あるのも頭ではわかってはいるんだけど。

 

妊婦健診は妊娠23週までは4週間ごと、

妊娠24週から35週までは2週間ごと、

妊娠36週からは1週間ごとにあるが、

 

23週までは「4週間なんて待てない、

2週間なら耐えられる、早く24週を

超えないかな」なんて思っていたけど、

 

臨月(36週〜)を迎える頃は正直

1週間ごとの健診すら待てなくなるくらい

精神状態は良くなかった。

 

 

 

次の妊娠は、もっと赤ちゃんのことを

信じてどっしり構えていられて

生まれてくるのを楽しみにできる

心の余裕を持ちたいし、

今回も持ちたかったけど無理だった。

 

 

旦那と相談して、

ホントは臨月入ったらすぐ

生みたいくらいの気持ちだったが、

 

親の都合で誕生日の運命を決めたくない、

子供がお腹から出たいと思ったタイミングで

生まれてきてほしいという旦那の意見も

あながち間違いではないと思うけど、

 

でもやっぱり私自身の精神状態的に

予定日を超えても待てる自信は全くなかった。

 

だから予定日の前々日から入院して

計画的に誘発分娩で生むことを決めた。

 

 

今回の妊婦生活は不安だらけの期間で

楽しめる余裕があった期間はホントに

少なかったなと思う。

 

次回もしまた妊娠することができたら

もっと楽しみたいな。

 

 

〜補足〜

 

助産師hisakoさんのyoutubeチャンネルで

知ってしまった、と書いてるけど、

hisakoさんが悪いわけじゃないです。

 

その動画を見たのは私なので、

私の責任であり、

 

また妊娠期間を送るにあたって、

どんなリスクがあるのかを知ることは大事で

それに対する対策方法があるものもあるから

知識を入れる意味で私も見ました。

 

それを見て不安になるのは私だけではなく

全妊婦さん共通だと思います。

 

ただ、私の場合はそこに親友の死という、

不運なことが重なってしまい、

さらに精神状態を悪くさせてしまっただけ。

 

みんな、赤ちゃんが無事に

生まれてくるまで不安しかない。

 

絶対大丈夫な保証なんてない。

 

みんな頑張ってます。

私だけじゃない。

それははっきり言いたいです。