私の記憶の1ページ。

備忘録として書いていきます

計画誘発分娩出産。その4

 

 

心が折れたことその③

子宮口が全部開いたあとの方が痛過ぎた

 

1月23日の15時頃にやっと、

子宮口が全開(10センチ)になった。

 

やっと生める!!!

あとちょっとだ!!(自分に鼓舞)

 

そう思ったけど、

 

「赤ちゃんの頭がまだ見えてないから

まだいきむことはできないよ〜

もうちょっと痛みを逃しててね〜」

 

はぁ〜??

赤ちゃーん!!

もう痛みの位置はお尻から膣の方に

変わってるんですけど?!

 

しかもさっきと違うのは膨大なエネルギーが

何か(赤ちゃんなんだけど)を押し出そうと

している感じがすごいする!!

自然といきんでしまうよこれ!!

いきむなって無理!!!

 

ただ、これを男性や出産したことない女性に

伝えるとしたら、

ホントに強い下痢をしたときって、

不可抗力で肛門に力が入って

踏ん張ってしまうときありません?

それの膣バージョン、もっと強い不可抗力、

って感じです。

(伝わった?笑)

 

子宮口全開大になったら

すぐいきめるんじゃないの?

そんなの聞いてなーい!!

ここで5回目、心が折れました。

 

その、やっと10センチになったのに、

いきみたいのにいきんだらダメって言われている

この時間はホントに痛かった。

 

痛過ぎて

「もう帝王切開にして早く赤ちゃん出してよー!」

叫んでました。

 

あとちょっとだから、と

色々な看護師さんや助産師さんが

そんな私をなだめて。

 

 

そして多分15時半ちょい前くらいに

いきんでも大丈夫なくらい、

赤ちゃんの頭が子宮口から見えるように

なったから、

「いきんでー!!!」言われる。

 

陣痛の痛みがあるときにいきむたびに、

膣に大きなブツ(赤ちゃん)が

挟まっていくのがわかる。

 

感覚としては、

よく聞く「鼻からスイカを出す感じ」とか

あると思うけど、それは多分、

ここのタイミングのことを言ってると思う。

(出産したことある人はイメージはつくと思う)

 

もっとわかりやすく言うと(言ってるつもり)、

今まですごい便秘だった人が

やっと便を出せそうなのに

肛門にかなりでかいブツ(便)が挟まって

何回も踏ん張らないと出せないとき、

踏ん張ってる間って痛くてしんどくないですか?

それの膣バージョン、もっと痛いバージョン、

って感じです。(伝わるかなこれ?)

 

しかも、ホントに便のときは

ずっと踏ん張ってもいいけど、

 

出産のときは

陣痛の痛みがあるときだけ踏ん張ることができる。

痛みが落ち着いたら何かが膣に挟まってる痛みを

耐えないといけない。

 

要するに、いきんでいいとなってから、

ずっと痛い!!!!

 

今までは

痛い!→痛みが和らぐ→痛い!→痛みが和らぐ、

この繰り返しだけど、

 

陣痛、痛い!→膣が痛い!→陣痛、痛い!→膣が痛い!

この繰り返し。

 

6回目、心が折れながらも、

4〜5回くらいいきむのを繰り返して、

 

1月24日15時55分、予定日当日に

無事に男の子が生まれました。

 

 

分娩時間は25時間8分。

 

 

安産ではなかったね。(笑)

 

 

 

赤ちゃんが生まれた瞬間って、

 

「やっと会えたね、、、😭」と

号泣するんだろうな〜なんて、

妊娠中に想像してたけど、

 

現実↓

「やっとブツ(赤ちゃん)出せた、、、

痛かった、、、」

 

赤ちゃんの身体全てが外に出た瞬間、

痛みがスンッ!!と一瞬にして消えた感覚に

「なんかすげー…」と妙に冷静。放心状態。

 

涙なんか一切出なかった。(笑)

 

 

立ち会いしてくれた母が、

赤ちゃんの身体全てが外に出て

赤ちゃんが産声を上げた瞬間に涙を流しながら

 

「頑張ったね〜〜〜」

 

と頭を撫でてくれていた。

(放心状態すぎて反応できなかった。ごめん)

 

 

陣痛の痛みを逃している間はずっと、

テニスボールをお尻に当てる作業をしてくれて

 

いきんでいいよとなってからは

ずっと手を握ってくれていた母には

感謝してます。心強かった。

 

そんな感じで私の出産は終えました。

 

 

さっきから私は痛みの例えを

便で例えてたが、ホントに正直、

便秘のときの痛みに似てると思う。

 

私は誘発で促進剤を使ったけど、

自然に陣痛が来てお産をした方の中には

「強い便意だと思って陣痛と気づかなかった」

という人もいるらしい。

すごく納得します。